2011年1月4日火曜日

感動お裾分け 映画 "Brassed Off"

■Brassed Off(1996) 、大好きな映画です。邦題は、「ブラス!」。

Brassed offとは、怒りという意味がありますが、「怒り」では興味の喚起にならないでしょうし、ブラスバンドが主役なので「ブラス!」となったのでしょうね。元洋楽マンとしては、邦題付けには七転八倒の頃を思い出します。経験から言えば、邦題付の顛末は、あれこれ悩んだあげく大体時間切れで結局常套句を付けるワケです。この映画なら「怒りのブラスバンド!」「哀愁のブラス!」「涙のブラス!」はては「ブラス・オフ」と省力化とかで誤魔化しちゃっいます。そして批難ゴウゴウ。でもこの映画の邦題付けは、実に難しいと思います。

■その物語、閉鎖されるイギリスのある炭鉱町のブラスバンドのお話です。
人生の機微と音楽の力を描いた哀愁と洗愁の作品です。この辺は、欧州映画のオーセンティックなストーリーテリングと色合いで、到底ハリウッド映画にはできっこありませんねぇ。
いくつも感動的シーンがありますが、とくに受賞スピーチはピカイチ!

Brassed Off(1996) Danny's speech
http://www.youtube.com/watch?v=lKx3MUqzCcQ&feature=player_embedded

全国大会での優勝受賞スピーチなのに受賞拒否のスピーチになってしまうのですが…
炭坑閉鎖問題云々は割愛して特に印象的なところを要約するとこんなこと;
「バンド面々は、あのトロフィーが私にとって何よりも大事であるというでしょう。でもそれは、間違いなのです。
以前は、音楽は何ものにも代えがたい素晴らしいものだと。しかし、くだらん代物ですよ。人間の価値に比べたらトロフィーなんて。あのトロフィーを貰っても他人にはなんの意味もない。
彼らは、ただの人間です。ありきたりで正直者でまともな人間たちなのです。それなのに誰一人人生に希望を持っていないのです。たしかに美しい音を出し演奏をする。しかしそれが一体何になりますか?……ではこいつらを町に連れて帰ります。有難う。」とまぁこんな感じに。

■今年最初の感動をおすそ分けです。
この映画、是非ご覧のほど。
配給元は倒産してしまいましたが、はてDVDは手に入るのだろうか?

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